
日本の美を 今 の暮らしに
桂雛は、伝統工芸に息づく美と手業を
今の暮らしの中に調和させることを志としています。
作品を通じて、日本の色彩感覚や四季の趣を、
住まいにそっと添えるような存在でありたいと願っています。
私たちのものづくりは、どなたかの大切な一瞬や日々に寄り添うものです。
凛とした品格と、ぬくもりのある美しさを備えた佇まいを
心を込めてお届けします。
桂雛について

桂雛のはじまり

初代 喜凰 小佐畑 喜士
桂雛のものづくりは、初代・小佐畑喜士(号:喜凰)の一つの出会いから始まりました。
それは、皇室の伝説の残る土地との出会い。
訪れた先は、かつて「桂村」と呼ばれていた御前山のふもと。
関東の嵐山とも称されるこの地には、御前山や皇都川など、
都の雅を感じさせる名が多く残されています。
自然と歴史が静かに息づくその風土に心を動かされた初代は、この地に工房を構えることを決意。
やがて、その雅な響きを持つ「桂」の名を冠し、
自らの雛人形を「桂雛」と名づけました。
京の宮中に伝わる装束文化や色彩の美意識を、清らかな桂の地から現代に手渡す——
それが桂雛の原点です。
桂雛の歩み
実績 / Achievements
日本の伝統美と現代の空間美を融合させる桂雛の作品は、国内外の多くの場で高い評価を受けてきました。
ここでは、これまでの代表的な実績をご紹 介いたします。
桂雛 沿革
昭和5年 水戸・水府雛づくりを修行した小佐畑喜士が、人形作家として独自の雛人形制作を始める
昭和20年 自宅作業所を改築し「小佐畑人形店」を開業。桂雛の製造・販売を本格的に開始
平成3年3月 茨城県郷土工芸品に指定
平成4年9月 秋篠宮両殿下に献上品を制作
平成4年11月 天皇皇后両陛下ご宿泊の部屋に桂雛を展示
平成6年5月 トルコ友好使節団としてイスタンブールに桂雛を展示
平成16年7月 有限会社桂雛として法人化
平成17年8月 天皇皇后両陛下ご来県時のご宿泊先に作品を展示
平成18年~21年 4年連続で「いばらきデザインセレクション」受賞
平成20年12月 皇太子殿下(現・天皇陛下)ご来県時のご宿泊先に展示
平成22年2月 常陽史料館にて「桂雛・雛飾り展」を開催
平成23年9月 外務省「飯倉別館」に桂雛を展示
平成26年3月 伝統的工芸品産業大賞 作り手部門 功労賞を受賞
平成26年10月 ベルギー観光局日本支局長が来訪。公式推奨を受ける
同月、ベトナム国家主席への友好記念品を制作
平成27年3月 城里町 無形文化財(選定保有技術)に認定
平成27年12月 エストニア共和国大使館に作品を進呈
同月、ベルギー王国大使館へ国交150周年記念の雛人形「絆」を進呈
令和元年7月 フランス・シャラマンド公園にて、桂雛とKasane Frameを展示
令和2年2月 京十番親王「本場結城紬:緑の山」飾りを天皇陛下へ献上
令和6年6月 アメリカ・ニューヨーク The Nippon Clubにて「進化する常陸国のお雛さまと匠の技展」を開催
令和7年7月 クルーズ客船「飛鳥Ⅲ」ミッドシップスイートにKasane Frame採用
