top of page
すべての記事


「兜はなぜ美しいのか ― 技と“用の美”が生み出すかたち」
彫金、透かし彫り、打ち出し、かしめ、漆塗り、箔押し、鍍金、小札編み、縅(おど)し。 これらは、兜を形づくるための工程の一端です。 それぞれ異なる技法が重なり合い、 金属という無機質な素材に、有機的な表情を与えていきます。 硬いはずの素材から、しなやかさや温もりさえ感じられる—— それが、日本の甲冑の持つ独自の美しさです。 また、日本の甲冑は単なる装飾ではなく、 実際に身にまとい、動き、そして転んでも再び立ち上がることを前提に考えられた防具です。 その機能性と美しさが高い次元で融合した姿は、 まさに「用の美」を体現していると言えるでしょう。 現代においては、甲冑を身にまとう機会はありません。 しかし、当時と変わらぬ工程を経て生み出された兜には、 単なる装飾品を超えた、確かな存在感が宿ります。 飾ったとき、ふと気づかれるはずです。 硬質な素材でありながら、どこかやわらかく感じられることに。 それは、長い時間の中で磨かれてきた技と美意識が、 今もなお息づいている証なのかもしれません。
4月3日読了時間: 1分


鍬形に込められた、祈りのかたち
五月人形の兜の正面に大きく伸びる「鍬形(くわがた)」。 力強く印象的なこの意匠は、単なる装飾ではなく、古代の農具「鍬」に由来するとされています。 大地を耕し、生命を育む道具。そのかたちには、豊穣や成長への願いが込められてきました。 さらに、鍬形をよく見ると、独特の曲線や穴のかたちが見られます。 数字の「3」のような形は「蕨手(わらびて)」と呼ばれ、春に芽吹く蕨の新芽を表しています。 そこには、「生命力」や「力強い成長」への願いが込められています。 また、ハートを逆さにしたような形は「猪の目(いのめ)」といい、神社仏閣などにも見られる伝統的な文様です。 古くから魔除けや福を招く意味を持つ、護符のような存在として用いられてきました。 こうした一つひとつの意匠には、 お子様の健やかな成長を願う、深い祈りが込められています。 端午の節句は、農作業が始まり、草木が芽吹く季節。 自然の生命力と重ね合わせながら、子どもの成長を願う、日本らしい情緒ある風習です。 現代では、兜を「飾るもの」として捉えがちですが、 本来は「意味を伝えるもの」でもあります。 例えば、
3月27日読了時間: 2分


松屋銀座店にて「桂雛の甲冑飾り」展示のご案内
このたび、東京・銀座の 松屋銀座店 にて、 桂雛の甲冑飾りを展示させていただく運びとなりました。 会場では、伝統の技法を用いて制作された甲冑飾りを、現代の空間にも調和するかたちでご紹介いたします。 武家文化の美意識と工芸の技を宿した作品を、間近でご覧いただける機会となっております。 銀座へお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。 開催概要 会場:松屋銀座 7階 おりふしギフトラウンジ 会期:2026年3月11日(水)〜3月24日(火) 皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
3月12日読了時間: 1分


桃の節句に寄せて
春の訪れとともに桃の節句をお迎えの皆様、誠におめでとうございます。 今年も雛人形の展示販売を通して、多くのお客様とのご縁をいただきました。 心より感謝申し上げます。 ご案内の中で、お客様からたびたび頂戴したご質問があります。 「雛人形は、なぜ飾るのでしょうか。」 本日は、あくまでも私どもの考えとして、綴らせていただきます。 雛人形は、日本の長い歴史の中で育まれてきた宮中の服飾文化を今に伝える存在です。 節句の行事としてだけでなく、色彩文化、文様文化など、日本独自の美意識に触れることのできる大切な機会でもあります。 その風土に根ざした文化に触れることは、子どもたちの感受性を静かに育みます。 そして感受性は、やがて創造性へとつながっていくものだと私たちは考えています。 雛人形を飾るということは、 お子様の身体の健やかさを願うだけでなく、 心の豊かさを育む一助となる―― そのような意味を持つ行いではないでしょうか。 目には見えない感受性を大切にする文化が、今日まで続いてきた歴史こそが、その価値を物語っているように感じます。 桂雛では、桃の節句文化ととも
3月3日読了時間: 2分


展示替えに伴う店休のお知らせ
日頃より桂雛ショールームへお運びいただき、誠にありがとうございます。 季節の移ろいに合わせ 雛人形の展示から五月人形への設え替えを行うため 本日よりショールームを店休とさせていただきます 新たな節句の景色を整え 改めてご案内申し上げます どうぞよろしくお願い申し上げます
2月28日読了時間: 1分


五月人形「桂雛の甲冑飾り」の販売に関してのご案内
凛とした佇まいに、受け継がれる武の美意識。 伝統の技法を用い、細部にまで心を尽くして仕立てる桂雛の甲冑飾り。 本店舗での販売は 3月7日(土)より開始 いたします。 また、公式販売サイトでの公開は 3月初旬を予定 しております。 その他の進捗や新着情報につきましては、随時お知らせしてまいります。 時代を超えて受け継がれる、祈りのかたちをぜひご覧ください。
2月26日読了時間: 1分


2月24日(火) 臨時休業のご案内
臨時休業のご案内 いつも桂雛をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 誠に勝手ながら、 2月24日(火)は催し準備のため、終日休業とさせていただきます。 お客様にはご不便をおかけいたしますが、 何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 yu-soku gallery 桂ひな TAKAO KOSAHATA
2月22日読了時間: 1分


公式販売サイトからのお知らせ
【完売表示作品につきまして】 現在「Sold Out」と表示されている作品は、雪洞(ぼんぼり)などの一部装飾品が欠品しているため、そのように表示しております。 雛人形本体につきましては、生地がある限り追加制作が可能でございます。 気になる作品がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。 ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 お問い合わせ先 TEL:029-289-3246 Mail:info@katsurabina.jp
2月11日読了時間: 1分


如月|営業日のご案内
いつもご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。 本日は2月の営業日のご案内を申し上げます。 桂雛では、 2月27日(金)まで、休みなく営業いたします。 雛人形の展示・販売も、この日までとなります。 **2月28日(土)〜3月6日(金)**は、 展示の模様替えおよび次の節句への準備のため、 誠に勝手ながらお休みをいただきます。 そして、 3月7日(土)より、五月人形の展示・販売を開始予定です。 新しい季節の設えを、どうぞ楽しみにお待ちください。 ご不便をおかけいたしますが、 ひとつひとつの節句と丁寧に向き合うための、大切な時間とさせていただきます。 如月の終わりまで、 皆さまのお越しを心よりお待ちしております。 生まれて 初めて触れる 雅(アート) yu-soku gallery 桂ひな TAKAO KOSAHATA
2月1日読了時間: 1分


催しのご案内
【ご縁を結ぶ、雛のしつらえ】 このたび、銀座 蔦屋書店にて 雛飾りの展示の機会をいただきました。 以前、茨城県伝統工芸品展にてお世話になった銀座蔦屋書店様。 そのご縁がふたたび結ばれ、今回あらためて展示の場をお借りできることとなりました。 本展示では、 本場結城紬、結城の桐箪笥、西の内和紙など、 茨城県内の工芸士と連携し制作した雛飾りを中心にご紹介しております。 土地に根ざした素材、受け継がれてきた技。 それぞれの工芸が静かに重なり合い、一組の雛飾りとしてかたちになります。 あわせて、 Interior Wall Art「Kasane Frame」、 雛人形に寄り添う香りのしつらえ「雛守香」も展示しております。 ぜひこの機会にご覧ください。 📍場所:銀座 蔦屋書店 📅期間:1月28日(水)~ 3月3日(火) ▼展示の詳細はこちら https://store.tsite.jp/ginza/event/humanities/52480-1049260126.html
1月28日読了時間: 1分


【お問い合わせへの返信メールが届かない事例について】
平素より桂雛のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。 近頃、お問い合わせをいただいたお客様より、当店からの返信メールが届いていない とのご連絡をいただく事例が増えております。 特に Gmail(@gmail.com)をご利用のお客様 において、迷惑メールとして自動振り分けされてしまうケースが多く見受けられます。 当店では、商品のお問い合わせ等につきまして、原則としてお問い合わせをいただいてから一両日中には必ずご返信 を差し上げております。 万が一、返信が届いていない場合には、 ・迷惑メールフォルダー ・ゴミ箱 ・受信設定(ドメイン指定・迷惑メール設定) などをご一度ご確認いただけますと幸いです。 それでもメールが確認できない場合には、お手数ではございますが、お電話にてご連絡 をいただけましたら幸いです。 皆様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
1月26日読了時間: 1分


時間を縫い、想いを重ねる
雛人形は、 一朝一夕で生まれるものではありません。 布に触れ、糸を染め、 織り、縫い、組み、整える。 目に映らない工程ほど、 長い時間と静かな集中が注がれています。 約一年。 人の手と自然の営みが重なり、 ようやく一組の雛人形として 店頭に並びます。 それは「早くつくる」ためではなく、 「美しく在る」ための時間です。 -------------------------- 画像① 雛人形制作は、 生地への和紙の裏打ちから始まります。 その後、着物の縫製、着せ付け、 そして所作の振付けまで。 一体一体に、幾重もの工程と時間を重ねます。 画像② 衣装に使われる絹糸は、 まず染色から。 色は一度で決まらず、 何度も染め重ねながら 理想の深みへと近づけていきます。 画像③ 染め上げた絹糸を、 今度は手技で織り上げる。 均一でありながら、 機械には出せない揺らぎを含んだ布は、 人の手だからこそ生まれる表情です。 画像④ 胴体の芯に使う素材も、 まずは米藁を天日で干すところから。 自然の力を借り、 時間を味方につけることで、 人形は長く、美しく在り続けます。
1月14日読了時間: 1分


雛守香 ― しまわれた時間に寄り添う香り
雛守香 ― しまわれた時間に寄り添う香り 雛人形は、 華やかに飾られる季節を終えると、 また静かに箱の中で時を過ごします。 その長い「しまわれた時間」が、 穏やかで、心地よいものであるように。 桂雛では、工房近くの調香師とともに、 オリジナルの防虫香「雛守香(ひなもりこう)」を仕立てました。 白檀、龍脳、丁子── 天然香料を重ね、引き算を重ね、 雛人形の気配を邪魔しない、やさしく澄んだ香りへ。 人の手を離れたあとも、 布の奥、衣裳のひだ、その先まで、 静かに見守るように香りが行き渡ります。 今年の桃の節句にお届けする雛人形には、 この「雛守香」を添えてお届けいたします。 目に触れない時間にも、 大切に想う気持ちが届きますように。
1月6日読了時間: 1分


新年のご挨拶
謹んで新春のお慶びを申し上げます。 旧年中は、桂雛の雛人形をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。 多くのご縁と出会いに支えられ、無事に新年を迎えることができましたこと、心より感謝申し上げます。 本年も、受け継がれてきた技法と美意識を大切にしながら、 暮らしに寄り添う雛人形づくりに真摯に取り組んでまいります。 皆さまにとって、健やかで実り多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 令和八年 元旦 桂雛
1月1日読了時間: 1分


本年の営業について(仕事納めのご挨拶)
仕事納めに寄せて 本日12月29日をもちまして、 本年の本店舗の営業は終了いたしました。 本年も多くの皆さまに支えられ、 たくさんの生地との出会い、人との出会い、 そして新たな目標に恵まれた一年となりました。 心より御礼申し上げます。 明日はお得意先の皆さまへ年末のご挨拶に伺い、 新年に向けた準備を進めてまいります。 来る年は、 新たな目標とチャレンジを丁寧に育て、 より良い形で皆さまにお届けできるよう努めてまいります。 本年も誠にありがとうございました。 どうぞ良いお年をお迎えください。
2025年12月29日読了時間: 1分


桂雛 雛人形飾り|各地催しのご案内
この冬も、 各地にて 「桂雛 雛人形飾り」 をご覧いただける機会をご用意しております。 実際にご覧いただき、 佇まい、色合わせ、空気感まで含めて 雛人形と向き合っていただけましたら幸いです。 ——— 【催しのご案内】 ◆ 松屋銀座店 7階 おりふしギフトラウンジ 東京都中央区銀座3-6-1 【会期】2026年1月7日~ ◆ いい日になりますように THE COVER NIPPON 帝国ホテル店 東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル 本館1階 【会期】2025年12月30日~2026年1月11日 ◆ THE COVER NIPPON 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン ガレリア3階 E-0305 【会期】2026年1月13日~ ◆ monova 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー リビングセンターOZONE 5階 【会期】2026年1月16日~ ◆ 水戸京成百貨店 茨城県水戸市泉町1丁目6-1 【会期】2025年12月20日~2026年2月28日 ——— ※展示作品は、店舗ごとに異なります。 詳細につきましては、桂雛までお
2025年12月28日読了時間: 1分


年末年始休業日変更のお知らせ
年末年始休業日変更のお知らせ 平素より桂雛をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 当初ご案内しておりました年末年始休業日につきまして、 雛人形のご来店のご希望をいただきましたため、 12月29日は営業とさせていただきます。 改めまして、年末年始の休業日は 12月30日~1月2日 となります。 また、初売りは1月3日より開始いたします。 何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
2025年12月26日読了時間: 1分


「店頭では、カタログに掲載していない作品もご覧いただけます」
桂雛の店頭には、カタログや公式販売サイトではご紹介しきれない作品が、 まだまだたくさんございます。 素材の質感や衣裳の重なり、雛人形ならではの“気配”のようなものは、 やはり実際にご覧いただくと、より深く感じていただけます。 お近くにお越しの際は、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。 ご来店が難しい場合には、メールを通して画像や詳細をご案内することも可能です。 気になる点やご要望なども、お気軽にお申し付けください。 📩 お問い合わせ: info@katsurabina.jp
2025年12月11日読了時間: 1分


「百年の技が息づく雛人形――和紙貼りのこだわり」
桂雛の雛人形には、衣装の裏側に 和紙を貼る特別な工程 があります。 袖や身頃など、各部位に合わせ裁断した和紙を袋状に貼ることで、衣装に通気性を与え、 雛人形が呼吸できる環境を作り出しています。 この工程は百年以上にわたり受け継がれてきた、桂雛ならではの伝統技法です。 和紙を裏地に施すことで、型崩れ防止や防虫効果、湿気の多い夏場に箱の中で過ごす雛人形にも最適な環境を保つ 調湿効果 を発揮します。 さらに、和紙は年月を重ねるごとに着物の流れをよりしなやかにし、 経年変化 を楽しめる 特徴もあります。お手元に届いた時が完成ではなく、 時間とともに完成に近づく雛人形 なのです。 百年以上守られてきた技と素材、職人の手仕事によって生まれる桂雛の雛人形。その奥深い美しさと価値を、ぜひお手元で感じていただければと思います。
2025年12月10日読了時間: 1分


桂雛カタログ完成のご報告
桂雛カタログ完成のご報告 このたび、桂雛の新しいカタログが完成いたしました。 すでにお申込みいただいている皆さまへは、 本日より順次発送させていただきます。 今回のカタログは、単なる商品紹介だけではなく、 **全ページの四分の一ほどを「桂雛のものづくりのこだわり」や「作家の想い」**に充てています。 SNSではお伝えしきれない、背景にある物語や制作の息づかいも、 そっとページに刻みました。 そして今回のテーマは、 「刻まれる家族の記憶」。 節句飾りが、時を重ねるご家族の歩みに寄り添うように——。 そんな願いを込めて編み上げた一冊です。 カタログをご希望の方は、 プロフィール欄の「カタログ請求フォーム」、 または 公式サイトのお問い合わせ よりお申込みいただけます。 どうぞ手に取って、ゆっくりとご覧ください。 【カタログ請求フォーム】 https://docs.google.com/forms/d/1rWjTKyrBvVxCLmcScX2Rq-gW2_Q8SZRAIKf-Obul22g/edit 【公式HP:お問い合わせ】 https://www.
2025年12月2日読了時間: 1分
bottom of page
