

“色を重ねる”という日本の美意識を、現代の空間へ。
文化を飾る、新しい選択 ― Kasane Frame

Interior Wall Art

「Kasane Frame」は
雛人形の
「素材」と「技法」
を用い制作した
全く新しいコンセプトの
インテリアウォールアートです
Kasane Frame ─ 文化を飾るアートのかたち
雛人形職人として、長年にわたり日本の伝統文化と向き合ってきました。
私がこの道を志した原点は、「日本の色」と「文様」に深く魅せられたことにあります。
日本人にとって、色や文様は単なる装飾ではありません。
そこには季節や自然、そして人の心を映す “ ことば ” のような力があり、
長い歳月をかけて育まれた繊細な美意識が息づいています。
なかでも私が心を奪われたのが、平安時代の装束文化に見られる「襲(かさね)の色目」。
重ねた衣のわずかな色の違いが、
四季の移ろいや、気品、情緒を豊かに表現するこの文化に、私は深い感動を覚えました。
そして、こうした日本の色彩美を、現代の空間に溶け込む“飾れる形”で伝えたい——。
その想いから生まれたのが、インテリアウォールアート「Kasane Frame」です。
空間を彩るだけでなく、見る人の心に、
日本の文化がもつ静かな力をそっと届けられるような作品でありたいと願っています。

Kasane Frame の Kasane とは
Kasane ─ 色を重ねるということ

平安時代からの装束文化に見られる
十二単の色使い
Kasane=襲(かさね)
平安時代の装束文化に見られる「襲(かさね)」は、
季節や心情を“色”で重ねて表現する、日本独自の色彩文化です。
すべてに意味と名前があり、繊細なグラデーションの重なりは「匂い」と称し、
移ろう美しさとして親しまれてきました。

コンセプト ”4C"
4C : Color・Culture・Craft・Collaboration
Color:日本人が育んできた、繊細で奥行きのある色彩美
Calture:平安の装束文化に見る「襲の色目」など、意味を持つ色と文様
Craft:雛人形職人の技術を核に、伝統工芸の素材と手仕事を活かす
Collaboration:和紙・織物・染色・桐材など、各地の工芸士との共同作業
Kasane Frame のコンセプトは
4C:Color・Culture・Craft・Collaboration を掲げています。
これこそが作品としての大きな特徴であります。



